alohaなニワトリたち。

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ここハワイに来て、都会の街並みを離れると、ニワトリが自由気ままに歩いているのを多くみかける。

柵に囲まれ、卵を産むためだけのニワトリや、食肉として飼育されているニワトリではなくてほぼ野生化している、ハワイのニワトリたち。
90年代の大きなハリケーンで鶏舎が壊れ、そこからニワトリが脱走したとか、大昔タヒチから連れてきたとか、アジアからの移民がニワトリもつれてきたなど諸説あるが、とにかくニワトリがファミリー単位で生活をしている。もはや住んでいる。という言い方が正しいかもしれない。

最初は不思議だと思っていたけれど、よく観察すると子育てをきちんとしてお父さん、お母さん、子供達とファミリーで活動しているニワトリがほとんど。またこのこたちの卵はなかなか見つけにくいとも聞いている。

世界で一番幸せなニワトリだと私は思う。”aloha chiken”.
もちろん獲って食べてしまうという話も聞くが、基本自由気ままに家族単位で移動している。
またよーく観察していると、とても子ども想いの母親とその母親の教えをきちんと守っているこどもたちはまるで人間そのもの。
とても微笑ましい。
土に穴を開けてみんな砂浴したり、先日は柵を乗り越えられない子どもが鳴いてがんばるのをお母さんはあたふたとしながらも見守る風景を見た。
ニワトリは子育て熱心。

昨年の冬は、道端に座るとても大きなニワトリをみかけた。
とても太っているようにも見えて、その様子をみていたら、その太っていると思っていた母親ニワトリの中からピョコピョコと子どもが数羽、顔を出したり引っ込めたりしてかくれんぼをしていた。
多分冬だったので、肌寒かったのだろう。
オアフ島・ノースショアのニワトリは、大家族もいれば、数羽の子どもを引き連れて、闊歩するニワトリがそこらじゅうにいる。横断歩道を渡る親子も見かけたこともあり、人もちゃんと車を停めて彼らが通り過ぎるのを見守る。
ここハワイの田舎は、スピードを出す場所ではない。alohaな気持ちで多くの生き物が共存しているからだ。

余談だが、早朝はクジャクの親子もみかけた。
写真を撮ることはできなかったけど、その場に居たのは、私と犬とクジャクだけ。
クジャクも私と連れいていた犬を見て、鳴いて威嚇していた。多くの動物が人と同じように家族を構成して生活を共にしている。ハワイのohana(家族)は種族を超えて愛に溢れている。
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